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東京レインボーハウスを建てよう

虹の家で震災遺児の「心のケア」

 震災遺児のための癒しの家「レインボーハウス」は、1999年にオープンしました。 震災直後から震災遺児と接する中で、親を亡くした子らにはいつでも安心してつどう ことができ、なんでも話したり、遊んだりできる「いやしの家」が必要だと痛感しま した。そこで、全国の遺児体験をもつ学生らが中心となって街頭募金にたちあがり、 世界中からの寄付のもとレインボーハウスができたのです。
 虹の家には、思いっきりエネルギーを発散できる「火山の部屋」」、大 声で泣いたり、亡き親と対話できる「おもいの部屋」などがあり、遺児の心の中にた め込んだ痛みを安心して吐出せる場所になっています。
震災遺児の描いた「黒い虹」を七色にと、レインボーハウスが誕生して2年。震災直 後「死にたい」と話した女の子は、保育士への夢に向け、今春から短大生になりまし た。彼女の心に七色の虹がかかりつつあります。心のケア活動は、大きな成果を上げ ています。平成12年には、神戸平和賞を受賞し、レインボーハウスは地域(神戸市 民)に認められました。


すべての遺児に心のケアを!

  自死、犯罪被害、災害、病気、交通事故などすべての遺児は、死別による心の痛み を抱えており、死別後なるべく早くそのケアを、日常的、継続的にすることが何より も大切です。心の痛みは見えにくいものです。そのわかりにくさが,彼らの傷をより 一層深め,より孤独に追いやることがよくあります。私たちは毎年夏に,遺児らを励 ますつどいをおこなっていますが,やはり断続的では不十分です。常に自分の話を聞 いてくれたり,相談にのってくれたりする人,場所が必要です。遺児の進学支援とと もに「心のケア」は遺児救済に欠かせないのです。
 今年6月の大阪・池田小学校の児童殺傷事件では、「心の傷」と「心のケア」につ いて、日本国中が考えさせられました。凶悪な犯罪や児童虐待、短絡的な行動が目に つく今年の夏でした。子どもの受難が相次ぐ今日の日本社会には、震災遺児の癒しの 家「レインボーハウス」のような場所、遺児が安心・安全に暮らせる社会が求められ ています。その理想モデルとして「東京レインボーハウス(仮称)」建設を急いでい ます。
 米国には200か所も遺児の癒しの家(ダギーセンター)があります。遺児の癒しの センターとして「東京レンボーハウス(仮称)」を建て、虹の家活動を日本全国に広 げたいと考えています。心のケアのノウハウを蓄積し、ファシリテーター(心の癒し を促すボランティア)養成を行ない、各地に虹の家を作るお手伝いを積極的にしま す。虹の家は、いつ行っても安心・安全で、遺児の心の中にためこんだ痛みを、さま ざまな形で発散できる場所です。地域とも連帯して、遺児の暮らしやすい社会づくり のための、そのシンボルとなるような「東京レインボーハウス」を目指しています。
 東京レインボーハウスは実績ある神戸虹の家をモデルに、3年後の2004年度中の完 成を目指しています。今年8月までに約2億9500万が集まりました。


 「東京レインボーハウス」は、
◆安心して遺児が心の痛みを見つめ、癒せる場所。
◆癒しの家を日本中に拡げるための中心的役割を果たす。
◆神戸のレインボーハウスをモデルに、2004年の完成を目指す。
◆目標額は10億円(建設費)。


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